レブラ君とあやしい仲間たち テキスト版
- wix rbra
- 5 日前
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【第234回】拉致問題啓発ソング『空と海の向こう』- オリコンチャート7位の感動の歌
トランスクリプト 影本賢治
拉致被害者への思いを歌った『空と海の向こう』とともに全国で拉致被害者救出を訴える歌手の山口あやきさんが初登場! オリコンデイリーシングルランキング(2014年9月23日付)で7位を獲得した同曲に込めた気持ちや制作の背景などについてお聞きします。
出演者:

葛城: 皆さんこんにちは。
荒木: こんにちは。
山口さん: こんにちは。
葛城: レブラくんと怪しい仲間たちの時間です。本日の出演は予備駅ブルーリボンの会代表の荒木一洋と幹事長の葛城奈美とレブラくんです。今日から3回にわたって、ゲストには素敵なシンガーの山口あやきさんにお越しいただいています。山口さん、よろしくお願いします。
山口さん: よろしくお願いします。
荒木: いや、ついに出ていただけて嬉しいです。
山口さん: こちらこそです。お声かけいただきましてありがとうございます。
葛城: 山口さんと私は、リアルではちょいちょいお会いしています。政府拉致対策本部主催の「恵みへの誓い」という拉致問題啓発舞台劇の上演前に山口さんが「空と海の向こう」を歌ってくださるパッケージになっていて、全国各地でご一緒しています。劇の前に山口さんの歌が入ると、観客の心が一つになり、拉致問題に集中する素晴らしい空気感を作っていただいています。あの歌ができて長いですよね。
山口さん: はい、長いですね。最初は2012年、ファンの方がブルーリボンのバッジをつけていたのをきっかけに曲を作ることになりました。もう13年前ですね。
葛城: その方が作ってくださいと言ったわけではないんですね?
山口さん: そうなんです。当時は私も拉致問題についてあまり知らなかったので、そこから徐々に知っていきました。
葛城: 調べながら歌を作っていったんですか?
山口さん: はい。調べたり、署名活動に参加したり、先生方のお話を聞いたり、被害者の声を聞いたりしました。
葛城: 山口さんが舞台で歌っているとき、野草会の女優さんたちが袖に来て、食い入るように見ているんですよね。その光景を見ながら、私も感動しています。荒木さんはいかがですか?
荒木: 亡くなった友人の藤岡さんは、カラオケでいつもこの歌をリクエストしていました。この歌を聞くと彼を思い出します。PVを流すと、写っている方々の中にはすでに亡くなった方もいて辛いものがありますが、それだけ心に染みる歌だということでしょう。
葛城: カラオケにも入っていますよね。
山口さん: はい。DAMとジョイサウンドに入っています。
葛城: 私も一度チャレンジしましたが、難しかったです。
山口さん: そうなんですよ。音域も広いですし、音楽的な話になりますが、一部コードと音符が異なる部分があります。サビの「太陽」の部分などはコードからずれているんです。これは被害者の方々の苦しみや悲しみを表現するためです。あまり言っていませんが、普通に歌うと難しいんですよ。
葛城: そんな制作秘話が聞けて嬉しいです。山口さんが海辺に佇んでいるシーンが入っているPVもありましたが、実際に海に行かれたのですか?
山口さん: はい。いろんな海辺で撮影しました。波の音を聞きながら撮影しました。
葛城: どんな思いを込めて作られ、歌い続けていらっしゃるのですか?
山口さん: 拉致問題が知られるまで時間がかかったことに衝撃を受けました。15年以上経ってからメディアや政府が動き出したとき、家族がいなくなったと声を上げ続けてきた人たちの声が届かなかったのかと心が痛みました。私にできることは音楽で広めることだけだと思い、曲を作りました。ただ、この歌は「存在してはいけない歌」だと作った当初から思っています。その思いを持ち続けながら、解決に向けて声を上げていきたいです。
葛城: ステージでもよくおっしゃっていますね、この歌はなくならないといけない歌だと。
山口さん: はい、そうです。
荒木: この歌はオリコンのヒットチャートにも入りましたよね。
山口さん: はい。広めるには拡散力が必要だと思い、チャートを狙って力を入れました。デイリーチャートで7位になりました。
荒木: 素晴らしいですね。売上げを被害者家族に寄付されたと聞きました。
山口さん: はい。売れたいというよりも解決に向けての曲なので、収益を被害者の方に少しでも力になれればと思い寄付しました。
葛城: YouTubeのコメント欄を見ても、若い山口さんがここまで拉致被害者のことを思い、さらに売上げを寄付されたことに感動の声が多いです。私も尊敬し感謝しています。今日はこのあたりまでですが、来週も活動について伺いたいと思います。ありがとうございました。
山口さん: ありがとうございました。
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