top of page

国民守れる憲法議論に期待

執筆者の写真: wix rbrawix rbra

更新日:2024年12月7日

松田紗織

(29年11月30日 産経新聞談話室 掲載)

 トランプ米大統領が来日し、拉致被害者家族らと面会した。国際社会と協力し、問題解決を図る日本政府の外交努力は評価したい。

 言うまでもなく、拉致問題は日本政府が主体となって解決しなければならず、決してアメリカ頼みとなってはいけない。

 海外では自国民が危険にさらされた際、政府は国民救出のため、場合によっては軍隊を派遣して救出する。それが世界の常識だ。

だが、日本はどうか。これまで諸外国での人質事件では、海外の国に救援をお願いしてきた事実がある。

 日本には憲法9条の制約があるから、自衛隊を出せないという人がいる。国民を守れない憲法であれば、守り続ける必要などどこにあるのか。 安倍晋三首相は所信表明演説で、憲法改正にも言及した。今度こそ国民の生命・安全を守れる憲法に改正できるよう、国会で議論を盛り上げてもらいたい。

最新記事

すべて表示

拉致を決して風化させずに

松田紗織 (29年4月4日 産経新聞談話室 掲載) 昭和52年11月に横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから今年で40年になる。別の拉致被害者、松木薫さんの弟、信宏さんが「もし拉致が風化すれば、それは日本が終わるときだ」と話しているそうだが、全くその通りだと思う。...

「拉致」解決へ政府は本腰を

松田紗織 (平成27年12月2日付 産経新聞朝刊) 北朝鮮が拉致被害者らの再調査に合意してから1年半近くになる。しかし、今になっても解決に向けた前進の兆しは見えない。 拉致被害者の多くは、30年以上も行方がわかっていない。被害者や家族にとって、あまりにも長い時間が流れた。再...

Comments


bottom of page