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「お世話になりました。行ってきます」北朝鮮工作母船追跡事案(第11話)
伊藤祐靖 「お世話になりました。行ってきます」北朝鮮工作母船追跡事案(第11話) 能登半島沖事案の数日後、「みょうこう」は母港である舞鶴に停泊していた。 私は、その中にある司令室に向かった。 「みょうこう航海長入ります」 通常、航海長が司令室に入ることはありえない。司令とは、艦長を指揮する立場の人である。艦長を飛び越して司令に直訴しようとしていた。 能登半島沖での工作母船は、立入検査隊の出撃直前に再び急発進し、航空部隊をも巻き込んだ追跡劇のすえ、北朝鮮へと逃げおおせていた。平成11年3月24日06:07の作戦中止命令は、私に任務失敗という一生ぬぐうことができぬ汚点を引き摺っていくことを義務づけた。その時の、小さな蛇行を切りながら北朝鮮方面に消えて行く不審船の後ろ姿は、この網膜から絶対に消えることはない。この手であそこにいた奴ら全員を仕とめるまで、心から楽しいと思うこともなければ、心底笑えることなどあり得ない。私の個人的な激情はいいとして、何より、部下の「重たすぎるお願い」を引き受けた時にこの胸に湧き上がった「いいのか、これで? つい、見と

wix rbra
2025年11月29日読了時間: 5分


「お世話になりました。行ってきます」北朝鮮工作母船追跡事案(第10話)
あの船は、日本人を連れ去ろうとしている可能性があるんだ。その船に我々が乗り込んで行って連れて帰って来る。

wix rbra
2025年10月28日読了時間: 7分
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