2010年5月26日2 分ブログ用論文荒谷卓 米国に丸投げの日本の安全保障は、『日米同盟機軸』という空虚な言葉で語られるだけで、軍事機能として日本の安全を保障するような実効的メカニズムはまったく存在しない。「核の傘」についてはよく話題になるが、実態は、核どころか通常戦力でさえ、日本の安全確保のために投入されるか...
2010年2月26日3 分拉致問題の深層荒谷卓 かくも長期間にわたる政府の拉致問題に対する未解決状態をみれば、荒木代表が指摘するように『政府は確信的に拉致問題を解決しようとしていない』との認識は、だれもが正しいと思うだろう。では、日本で拉致問題が進展しない理由の深層はなにか。ここでは、戦後の日本再建に着目して、経...
2010年2月14日5 分時勢荒谷卓 この春、「戦う者たちへ 武士道という生き方」(並木書房)という本を出します。その中の「はじめに」から、拉致問題について触れている所を引用して紹介します。 「ダチョウは危険が迫ったとき、頭を砂に突っ込んで危険を見ないようにする」という。これは「不安全」な実態から目をそ...
2009年9月28日6 分没尊厳・主権放棄国家「戦後日本」荒谷卓 月曜評論より 尖閣沖衝突事案に関する日本の対応を一人の人間にたとえてみよう。 落ち目の成金主が、何度も屋敷に入ってきては盗みを重ねる横柄な子供を注意したところ逆切れされて家財を破壊された。こんどばかりはと、この子供を捕まえて警察を呼んだところ、子供の親である景気のい...