設立主旨

設立と目的

予備役ブルーリボンの会は自衛官OB、即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補(以下 予備自衛官とまとめる)から構成される純粋な民間団体。北朝鮮人権法の趣旨をふまえ、拉致問題に関する自衛隊内外への啓発活動を行うとともに、拉致被害者救出のために貢献することを目的としている。

即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補の会員は他の仕事を持ち、自衛隊の召集訓練をこなす傍ら予備役ブルーリボンの会の会員として活動している。
活動内容は @集会の開催 A会員によるメーリングリスト運営 B会報の発行 Cカンパ活動 Dその他多岐にわたり、拉致現場の実況見分等を行い北朝鮮拉致部隊の進入路調査をはじめ全国の救う会や自衛隊・政府各機関と連携をとり、拉致日本人救出に向けて計画をすすめている。



北朝鮮の現状と予備役ブルーリボンの会の今後の活動について

 昨年12月19日の金正日死亡に関する発表はその後死亡の場所が公式発表と異なることが明らかになっており、死亡した日時も信頼できるものではないが、一方で三男金正恩への後継の動きが続けられている。12月30日には最高司令官に就任した。

激しい権力闘争を勝ち抜いて後継者の地位を手にし、さらに20年以上の「助走期間」の後に父金日成の死を迎えた金正日と異なり、2010(平成22)年に初めてメディアに姿を現した金正恩が北朝鮮において自らリーダーシップを振るえるとは考えられない。今後の展開については十分な注意が払われるべきである。

北朝鮮では金日成の死後金正日のもとで200ないし300万人と言われる人々が飢餓によって命を奪われ、「深化組事件」では2万5千もの人々が粛清された。今も約20万の人々が政治犯収容所で動物以下の人権侵害を受けており、危険を冒して北朝鮮を脱出する人々は後を絶たない。そして、そのような状態の中でも核・ミサイルの開発は続けられている。

我々にとって最大の関心事である日本人拉致問題は10年前の第一次小泉訪朝で被害者5人が帰国して以来誰一人として救出が実現していない。政府の認定拉致被害者は17名だが、実際には遥かに多くの日本人が拉致されており、その救出が実現しないことは北朝鮮以上に日本の問題と言える。しかし、近い将来に我が国政府が拉致被害者救出を自ら決断することは期待できない。一方で家族も、そして被害者も高齢化が進んでいる。

我々は軍にかかわる者として、拉致被害者の救出実現を自らの責務と考え本会を結成し、活動を続けてきた。金正日の死亡という転換点、場合によっては最後のチャンスにあたり傍観者であることは許されないと考える。拉致に関わった者の責任は消えるものではなく、当然報復の対象となるが、自らが犯した罪を悔い改め我々に協力すれば相応の評価をするものである。その認識のもとに我々は今後以下の方針で拉致被害者救出のため行動する。

  1. 北朝鮮国内外の朝鮮人民、特に軍関係者に対し国家再生のために蹶起するよう呼びかける。そして、その目的のために勇気を持って立ち上がる朝鮮人民及び軍人がいれば、拉致問題の解決を条件に、我々は支援と協力を惜しまない。

  2. 朝鮮人民軍を中心とし、日本国内の協力者も含め拉致問題の解決に資するための情報活動を進める。

  3. 万が一にも拉致被害者にこれ以上の危害が及べば、我々は、北朝鮮当局のみならず日本国内も含めこれに加担したものに対し、あらゆる手段を行使して攻撃に転ずる。

平成24年1月9日
予備役ブルーリボンの会代表 予備1等陸曹 荒木和博

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第三回総会決議

第3回総会決議
設立3年に際し、予備役ブルーリボンの会の目指すもの
本会の設立から3年が経過した。この間組織の整備は進み、会員も増え様々な活動は行われ ているものの、肝心の拉致問題自体が膠着状態にあり、私たちがいかにかかわるかについて明 確になりえていない。それはともすれば会の自己像自体も曖昧なものにしつつある。
私たちはこの3年という区切りにおいて、これまでの経験を踏まえあらためて会の目標を再 確認したい。それはいかなる状況にも対応できるための個々の資質の向上である。会員各自が 身体能力、あるいはそれぞれの技能を磨き、また社会の枢要な地位を占め、状況の変化に柔軟 に対応して拉致被害者の救出を実現するため、最大限の能力の蓄積を目指すものである。これ はかつて陸軍中野学校が目指したものにも通じると言える。
北朝鮮も日本も状況は流動的であり、拉致被害者の救出も何らかの計画に従って着実な準備 をしうるものではない。しかし、東日本大震災においてもその1分前まで、被災地に日常の風 景が展開していたことを考えるとき、また津波など急に生起した事態において一分一秒の対処 の差が生死をも決したことを想起するとき、私たち自身の能力及び意識の向上が急務であると 言わざるを得ない。
私たちは今後、各自が拉致被害者救出のためにいかにかかわるかを明確にし、来るべき事態 に対応する準備を早急に進める。
以上決議する。
平成23年6月26日

予備役ブルーリボンの会第3回総会

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(決議案について)
「陸軍中野学校」というと「スパイになるということか」と思った方もいるかも知れません。中野学校は昭和
13年に後方勤務要員養成所の名称で設立され、昭和15年に東京都中野区に移って中野学校となりました。大東亜 戦争末期までには小野田さんの出た二俣分校なども入れて約2000人の卒業生を輩出し、情報戦、遊撃戦など様々 な分野で活躍し、戦後も一部は東南アジア諸国の独立戦争に身を捧げたり、あるいは自衛隊をはじめとする各機関 で活躍しました。また、外国の情報機関からの評価も高く、北朝鮮の情報機関でさえ様々なところでモデルとして きました。
中野学校卒業生は「中野は語らず」をモットーとしていたため、謎の部分も多く、昭和40年代はじめに市川雷 蔵主演の映画「陸軍中野学校」シリーズで取り上げられ、ミステリアスな部分ばかりが強調されたきらいがありま す。しかしその神髄には別のものがありました。
中野学校で国体学を教えたのは吉原政巳教官でした。ある中野学校出身者は「吉原先生がいなかったら中野学 校は単なるスパイ学校で終わったかもしれない」と語りました。単に技術を教えるだけではなく、国家に奉ずる精 神を持って、個々の人間が自らの判断で任務に基づいて行動出来る人間を作っていくことが中野学校の目的だった ということです。
「優秀な情報要員1人は能く1個師団に匹敵する」「中野学校がもし10年早く出来ていたら日本は戦争を回避出来 たかもしれない」といった言葉は中野の本質の一端を現しています。
もちろん今のRBRAには中野学校のような組織にする資金もなく、もちろん物的であれ精神的であれ政府や自衛 隊から支援が受けられるわけでもありません。しかし、拉致問題が膠着状態で、かつ北朝鮮が不安定になっている とき、RBRAがどのように関わっていくのかについて、方向性を明確にしておくことは必要です。
中野的なものの対極が野戦部隊としてのきちっとした編成をもった組織でしょうが、これは物理的にも難しい上 に彼我の変化が激しいために役に立たない可能性が少なくありません。それよりは個々人の資質(肉体的能力、 各種技能など)を向上させ、意識を高めて今後の状況変化に対応できる人材の集団としていくことが拉致問題につ いても最も貢献できる道ではないでしょうか。

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第一回総会決議

拉致事件は我が国にとって安全保障上喫緊の課題である。それは拉致された国民が現在も北朝鮮にとらわれており、また今後も拉致の行われる可能性があるからである。本来この問題で軍が重要な役割を果たすべきであることは言を俟たない。
私たちは元自衛官として、あるいは即応予備自衛官、予備自衛官ないし予備自衛官補として、言い換えれば予備役の国軍軍人として国家を守る責務を負うことを自覚し、それぞれが自主的意志に従い、自らの特性を活かした活動を実践して拉致被害者救出のために貢献する。

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会員の心構え

  • 祖国への忠節、私たちが守るべきは過去から未来へと続くこの祖国である。守るに足る祖国を築き、その祖国を守る。
  • 同胞への仁愛、私たちは拉致被害者とその家族の痛みをわが痛みとし、決して同胞を見捨てない。
  • 戦友への信義、最前線であれ後方であれ、私たちは同じ戦いに臨んでいる戦友である。常にその仲間の姿を思い勝利のために邁進する

(平成二十一年二月二十一日 第一回総会にて制定)

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